五代目・三遊亭円楽師匠が十八番としていた人情噺のひとつです。 偉大な父のあとを継ぎ、金属彫刻師となった矩随。 しかし腕が悪く、父の死後得意先からどんどん見放されてしまうが、 唯一、父親を贔屓にしてくれていた若狭屋だけは矩随の作品を買い上げてくれていた。 しかし不義理な作品作りが原因で、人情深い若狭屋から「死んでしまえ!」と叱責される。 矩随は死を覚悟するが、年老いた母から「ならば、形見に観音像を彫ってくれ」と頼まれ、 人生最後の親孝行・・と、一心不乱に製作に打ち込む。 (ry ![]() 9月19日、【楽太郎改メ・六代目三遊亭円楽襲名披露公演】に行ってきました。 出演者は三遊亭円楽・桂 歌丸・林家 木久扇・桂 文珍・林家 たい平・林家 木久蔵。 その豪華な顔ぶれを見て【笑点の申し子】よしおは震えが止まりませんでした。 こうコレは行かねば!・・と、遠出部・ターさんと共に3月にチケ入手。 チケ発売はまるで夏フェス並みの早さだったのです。>3月発売 (ちなみに城下公会堂でカレーなランチ食べた。馬勝った。オヌヌメ!!) 思えば一年前、歌丸・楽太郎の二人会で生落語デビューしたんだよね。>よしお あれからもう一年か・・・・・´・ω・`早いスなあ・・・・・・と思いつつ周りを見回し、 「前回来たときよりは、平均年齢下がってる気がス!」とつぶやいたよしお。 いや、今回は若い方も結構おられました。ナニ効果でしょうか。 襲名効果?木久蔵ラーメン効果?大月秩父代理戦争効果? ちなみに。 前回はなかった物販が今回はところせましと並べられ、アレもコレもソレもコレも・・・(´Д` ミ ´Д`) ・・・と、物販だけで7千円も散財したとさ ![]() 木久蔵から始まった落語は木久扇・たい平・文珍・歌丸・・と続き、休憩後に襲名の口上、木久翁。 そしてトリはもちろん、六代目・円楽です。 円楽が今回選んだ演目は上記の【浜野矩随】。 以前、テレビで「師匠の十八番と闘う」という題名で6代目円楽が浜野矩随に挑む・・というのを見ました。 この演目、最後の終わり方に母親が【自殺してしまう】【自殺するが助かる】という二通りがあります。 五代目円楽は【自殺してしまう】終わり方、六代目円楽は【自殺するが助かる】終わり方を選んでいます。 それはもちろん、六代目としての話の解釈です。 五代目円楽が得意としていた浜野矩随。 そのすばらしさ・難しさを引き継ぎながら【自分らしさ】を加えていく六代目円楽。 職人のモノ作りに対する一途な気持ち、父親(師匠)を越える難しさ。 六代目円楽の【浜野矩随】から、そんな気持ちを感じました。 泣けた。笑って泣けた。 蛇足・・・六代目円楽の息子・一太郎は父ちゃん譲りのそりゃもう男前。
by sea-see-zoo
| 2010-09-23 19:59
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